池江がまた日本新記録更新!リオ銀級のタイムに納得「有言実行できた」

 「競泳・日本選手権」(4日、東京辰巳国際水泳場)

 今夏のジャカルタ・アジア大会などの代表選考会を兼ねて行われ、女子100メートルバタフライで、リオデジャネイロ五輪5位の池江璃花子(17)=ルネサンス亀戸=が56秒38の日本新記録で3連覇した。前日の準決勝の記録を0秒20更新。リオ五輪では銀メダルに相当する好タイムでアジア大会とパンパシフィック選手権(8月・東京)の代表に決まり、国際大会初メダルに弾みをつけた。男子100メートル平泳ぎは小関也朱篤(ミキハウス)が59秒30で5連覇し、代表入りした。

 池江が東京五輪の“メダル圏内”に突入した。昨夏の世界選手権では3位に0秒01と迫る記録をたたき出し「ずっと目指すと言ってきたタイム。自分で強くなったと思えるレースだった」と声を弾ませた。

 スーパー女子高生として注目を集めるものの、世界にはね返されてきた。苦手だった持久系練習に取り組み、毛嫌いしていた筋力トレーニングを週2回敢行。地道な努力が世界水準に達した。

 同種目では72年ミュンヘン大会金メダルの青木まゆみ以来となる五輪表彰台も現実味を帯びる。「これで絶対に終わりにしたくない。次は55秒台を目標に世界記録(55秒48)もしっかり視野に入れたい」と力強く宣言した。

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