多田修平 国内初戦で10秒29「ホッとした」 向かい風に負けず

 「陸上・第7回奈良市記録会」(29日、ならでんフィールド)

 昨季世界選手権代表で400メートルリレー銅メダルメンバーの多田修平(21)=関学大=が今季国内初レースに臨み、2本目の100メートルで向かい風0・8メートルながら10秒29をマークした。午前中の1本目は10秒42(向かい風2・4メートル)だった。

 「(10秒)2台が出てホッとした」と多田。「(2本目は)後半は良かったけど、スタートはよくなかったので、どちらのレースもまだ60~70点くらい」と冷静に振り返った。2本目は機械トラブルでスタートがやり直しになったこともあり「めちゃくちゃ疲れました。気付いたら50メートルくらいまで走っちゃってたんで。風もよくて、来たなって思ったけど、ちょっとガッカリした」と苦笑いも浮かべた。

 「去年はガラガラだった」という、昨季初戦と同じ会場で、今年は約4000人の観客が見つめる中で駆け抜けた。「うれしいです。緊張するけど、もっと強くならないと」。9秒台を掲げるシーズンが、本格的に幕を開けた。

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