大逆転の樋口新葉「完璧な演技が目標だったけどそれができた」

女子で2位に入った樋口新葉のフリーの演技=ミラノ(共同)
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 「フィギュアスケート・世界選手権」(23日、ミラノ)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)8位の樋口新葉が145・01点で合計210・90点で銀メダル。SP3位の宮原知子は135・72点の合計210・08点で銅メダルとなった。これで来年の世界選手権は3枠を獲得した。

 ショートプログラム(SP)では転倒がありながら8位と、最終組滑走を逃した樋口新葉。この日はジャンプが全て決まり、演技を終えると、両拳を天に突き刺し「やったー」と絶叫。満足のいくものとなった。

 涙の止まらない樋口は、コーチと抱き合いキスアンドクライでも何度も涙をぬぐった。145・01の得点を見ると、さらに大粒の涙をポロポロ。苦しかったシーズンを有終の美で飾った。

 樋口は「全てを出し切る気持ちで挑んだがショートでミスしたけど、今日の完璧な演技をするのが目標だったので、それができてよかったです」と、自らの“完璧”演技を振り返った。「去年、悔しい思いをした。でも(来年の世界選手権の)枠も取れたしメダルも取れたし、いいシーズン終わりとなったので、また来年に繋げたいです」とようやく、晴れ晴れとした笑顔を見せた。

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