貴親方、猛反省で優等生出勤「私の行動が負担をかけていたのかな」

 付け人の序二段貴西龍を暴行した十両貴公俊(たかよしとし、20)=貴乃花=の師匠・貴乃花親方(45)=元横綱=が20日、京都府宇治市の宿舎で取材に応じ、「一連の私の行動が負担をかけていたのかなと思っている。私の方が、師匠の方が精進しないといけない気持ちだ」と切実な表情で反省を口にした。

 弟子の貴ノ岩が負傷した元日馬富士の暴行事件に絡み、貴乃花親方は協会執行部に反発した。内閣府に告発状を提出し、今場所は初日から欠勤。協会から出勤を命じられると数分未満で早退するなど挑発するような行為もしたが、一連の言動が弟子への不祥事へ直結したと感じたようだ。

 この日は午前11時52分、八角理事長(元横綱北勝海)らほとんどの執行部理事より前に役員室に入った。役員室の末席にじっと座り、テレビ画面で弟子らの取組をチェック。執務中、部屋を出たのは喫煙室に向かった3度。その通路では写真撮影、握手、サインなどファンサービスも気軽に応じた。

 役員室に今場所最長の5時間超も滞在し、午後5時9分に退室。帰り際に報道にも対応し、被害を受けた貴西龍がこの日、取組を行ったことに「本人が取れます、大丈夫と言っていた」と異常なしを強調した。21日以降も同様に出勤するか聞かれると、「はい」と明言。一転、超優等生の出勤となった。

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