吉田夕、両角ペアが初戦黒星から3連勝 はやる両角に吉田夕「少し落ち着きなさい」
「カーリング・日本混合ダブルス選手権」(16日、みちぎんドリームスタジアム)
1次リーグ3日目に入り、平昌五輪で日本カーリング史上初の銅メダルを獲得したLS北見のリード吉田夕梨花(24)と、同五輪男子代表SC軽井沢のスキップ両角友佑(33)のペアは、チーム柳沢と対戦し、中盤まで苦戦しながらも第7エンドに5点を奪い、10-5で3連勝。初戦黒星から一気に巻き返して来た。
第1エンドでいきなり4-0とリードを奪ったが、この日は両角のショットが安定感を欠き、第6エンドで5-5の同点に追いつかれた。破天荒な試合となり、両角は「僕が全然駄目で、テークを当てたいところに当てられなかった」と、反省。必要以上に速いショットを打とうとし、9つ年下の吉田夕に「もうちょっと落ち着きなさい」と、諭されたという。
慣れないスイープをするためか「体が温まってるし、考えることも多いから冷静になる時間が少ない。(気持ちが)上がっていることに気付いてない」と、知らず知らずの間に力が入っている様子。「相手が盛り上がるタイプじゃなくてよかった」と、冷静なパートナーに感謝した。
圧勝を続ける他の五輪ペアに比べて、激闘が続くが、それでもこれで3連勝。「まだまだ伸びしろはある」と、両角。1次リーグ突破も見えてきた。