関根花観が初マラソン歴代4位「世界トップはまだまだ上」

 「名古屋ウィメンズマラソン」(11日、ナゴヤドーム発着)

 東京五輪選考レースである「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」出場権をかけた大会で、リオ五輪1万メートル女子代表でマラソン初挑戦の関根花観(22)=日本郵政=が2時間23分7秒(速報タイム)で日本人トップの3位に入り、設定記録を破ってMGC出場権を獲得した。初マラソンとしては日本歴代4位の好タイムという結果を残し、「取り敢えず次のステップに進める資格をもらった」と笑顔をはじけさせた。

 坂本は序盤から先頭集団についた。中間点前後で徐々にグループが縦長になり始め、ペースメーカーが外れる25キロ地点を過ぎてからは海外勢に先行された。しかし、関根は粘りの走りを展開し、総合3位を死守。終盤も5キロ17分前後のペースで懸命の走りを続けた。

 激走を「中盤はまだ余裕があったので、やっぱり楽しいという気持ちも出てきていたんですけど、ペースメーカーが外れてレースが動いた時に、本当はついていきたかったんですけど、なかなか世界のトップレベルはまだまだ上にいるなと実感したマラソンでした」と冷静に振り返った関根。「とりあえず次のステップに進める資格をもらったので、ここから1年半ぐらいありますけど、さらに成長できるように日々、精進していきたいです」と、東京五輪出場権をかけたMGC本番を見据えた。

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