スピードスケートの世界選手権は9日(日本時間10日未明)にアムステルダムの屋外特設リンクで開幕する。短距離から長距離まで4種目の総合成績で争う大会で、昨年3位だった女子の高木美帆(日体大助手)は日本勢史上初となる総合優勝の好機。リンク、天候とも荒れ模様だが「最強女王を決める大会。挑戦する機会があるのは光栄」と本場で快挙に挑む。
8日は朝からの雨の影響で氷が解け、表面にうねりが見られた。滑走する足元からはゴロゴロと屋内リンクでは聞き慣れない音が鳴り、強風に顔をしかめる選手も。高木美はシニアになってから屋外での国際大会は初めてという。