沙羅、平昌五輪後初のW杯は7位 悪天候で1回目打ち切り 12戦連続V逸
「スキージャンプ・女子W杯」(3日、ルシュノブ)
悪天候のため、競技が2回目の開始直後に打ち切られ、平昌五輪で銅メダルを獲得した高梨沙羅(21)=クラレ=は1回目で87メートルの101・9点で7位に終わった。
強風が吹く中で2回目の開始時間を大幅に遅らせたものの、最後まで天候は回復せず、1回目の飛躍のみで順位が決まった。高梨は1回目で横風にあおられる不運もあって距離を伸ばせなかった。
五輪後初となるW杯。男女通じて史上最多の54勝目が懸かった高梨だったが、表彰台も逃した。7位は15年2月の8位以来となる。
高梨はこれで今季11戦未勝利。昨季の最終戦から12戦連続V逸の自己ワースト記録を更新することになった。
平昌五輪9位の伊藤有希(23)=土屋ホーム=は84・5メートルで9位、同12位の岩渕香里(24)=北野建設=は16位だった。同17位の勢藤優花(20)=北海道ハイテクAC=と岩佐明香(21)=日大=は上位30人による2回目に進めなかった。
平昌五輪の銀メダリスト、カタリナ・アルトハウス(21)=ドイツ=が93・5メートルの118・6点で優勝した。同五輪の金メダリスト、マーレン・ルンビ(23)=ノルウェー=は92メートルの118・3点で2位だった。