稀勢の里18年初星!左おっつけ宝刀復活 出稽古効果で北勝富士をゴツンと圧倒

 「大相撲初場所・2日目」(15日、両国国技館)

 左上腕部、腰部、左足首などの負傷で4場所連続休場から復活を目指す横綱稀勢の里が東前頭筆頭北勝富士を寄り切って、18年初白星を挙げた。復活した左おっつけで先場所、金星を配給した勢いある若手を圧倒。初日黒星発進から逆襲の一歩を踏み出した。横綱白鵬は平幕逸ノ城を寄り切り、横綱鶴竜は小結貴景勝を押し出してともに初日から2連勝とした。

 稀勢の里が勢いに乗る若武者のパワーを全身で受け、ねじ伏せた。互いに低い立ち合いは頭でゴツンと当たった。“伝家の宝刀”左おっつけをさく裂させ、一気に押し込んだ。

 北勝富士に左腕をたぐられたが冷静。突きで押し込み、最後は左差しに組み止め寄り切った。初日、貴景勝に喫した土俵際の逆転負けを教訓に詰めまで盤石。「集中して。(頭から当たるのは)いろいろ流れがありますから」とうなずいた。

 先場所、右おっつけで左を封じられて完敗し金星を配給した。研究熱心で力も十分に認めるがゆえ、今場所前は出稽古に赴いた。三番稽古では12番取り8勝4敗。序盤は苦戦したが最後は体力で圧倒した。

 真っ向勝負を挑んできた若手に貫禄を見せて雪辱。八角理事長(元横綱北勝海)も力の入った攻防に熱くなった。稀勢の里には「出稽古成功というかね。やっとけば大体こんなものってわかるから。気持ちが入っていた」と絶賛。さらに珍しく自身の弟子も褒め、「いい気合。まっすぐ行ってね。気分いいよな。こういう必死に相撲を取ることが大事なんだよ」と目を細めた。

 元横綱日馬富士の暴力事件、立行司の式守伊之助のセクハラ行為など不祥事にまみれる中、始まった“出直し場所”は連日、札止め。土俵の熱戦こそが醜聞を吹き飛ばす。

 角界再建の希望の星、稀勢の里は18年初白星に「しっかりやりたい。きょうはきょう。まだまだこれから」と、力強く言い切った。左腕の破壊力も相撲勘も戻って来た。復活Vへさあ、逆襲だ。

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