V条件の真凜、三原、白岩は“逆転限界ライン”下回る 過去最高は5・38点差逆転

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 平昌五輪代表最終選考会を兼ねる大一番がいよいよ開幕し、2枠を争う女子はショートプログラムが行われ、坂本花織(17)=シスメックス=が73・59点で首位発進を決めた。4連覇を狙う宮原知子(19)=関大=が73・23点で2位。3位は自己新の70・48点をマークした本郷理華(21)=邦和スポーツランド=、4位は68・93点の樋口新葉(16)=日本橋女学館=。本田真凜(16)=関大高=は66・65点で6位につけた。

 大逆転劇の起こりにくい全日本という舞台。女子の最大の逆転劇は、04年の安藤美姫(SP3位、首位と4・45点差)。ただ、この時はSP首位の荒川静香がフリーを棄権。実質的には2位の村主章枝(1・95点差)を逆転したものだった。これを除けば、13年大会でSP2位の鈴木明子が、同首位の浅田真央との2・82点差をひっくり返したのが最大。男子を含めても、05年大会にSP2位の高橋大輔が、同首位の織田信成との5・38点差を逆転したのが最高だ。

 五輪代表入りへ、優勝が条件とみられる本田真凜(首位と6・94点差)、三原舞依(首位と9・32点差)、白岩優奈(首位と10・26点差)は現状で“逆転限界ライン”を下回っている。23日は運命のフリー。歴史に残る奇跡の大逆転劇を演じられるか。

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