「カーリング・軽井沢国際選手権」（１７日、軽井沢アイスパーク）

　男子はＳＣ軽井沢ク、女子はＬＳ北見と、平昌五輪日本代表がそろって優勝した。ＳＣ軽井沢クは準決勝でスウェーデンのチームを７－１で下し、決勝では韓国の五輪代表チームに５－４で競り勝った。３度目の大会制覇で、２０１４年のワールドツアー認定後では初。ＬＳ北見は準決勝でスイスの五輪代表チームを６－５で破り、決勝では９月に五輪代表決定戦で当たった中部電力に１０－３で快勝した。

　五輪代表の強さが際立った。ＬＳ北見が中部電力を圧倒。スキップの藤沢は「チームの中でやってきたことを発揮できた。満足せず、五輪へピークを持っていきたい」と平昌へ意気軒高だった。

　有利な後攻は全て２点以上奪い、不利な先攻は相手を１点に抑えた。「勝利の鉄則」を完遂できたのは、司令塔の藤沢を軸にショットが面白いように決まったからだ。

　１次リーグはロシア、スウェーデンと強豪に敗れたが、その後は積極性を取り戻し、難度の高いショットに挑戦して初優勝につなげた。サード吉田知は「負けたことで成長できたし、勝ったことは通過点」と手応えと強い意欲を示した。