阿部きょうだいV 初のおそろい金「2人で東京へ向けて成長できたら」

 「柔道・グランドスラム東京大会」(1日、東京体育館)

 男女計7階級が行われ、男子66キロ級で阿部一二三(20)=日体大=が2連覇を達成した。女子52キロ級では妹の詩(17)=兵庫・夙川学院高=が初優勝し、きょうだいで頂点に立った。今夏の世界選手権を制している、阿部と、男子60キロ級を2年ぶりに制した世界王者の高藤直寿(24)=パーク24=は来夏の世界選手権(アゼルバイジャン)代表に内定した。

 美形きょうだいの笑顔が輝いていた。阿部兄妹にとって、2人そろってでは初となる大会制覇。おそろいの金メダルを手に、仲良しぶりを見せた。

 先に決勝に臨んだ詩は、開始46秒で背負い投げを豪快に決め一本勝ち。準々決勝で世界女王の志々目愛(了徳寺学園職)を倒し、勢いに乗って初優勝をつかんだ。勇姿を目の当たりにした兄は「見せつけるかのようにぶち投げて…。プレッシャーをかけてきた」。闘志に火がついた。

 一二三は決勝で、時間内に決着がつかずゴールデンスコア方式に突入したものの、最後は大内刈りで一本。ドヤ顔で続き「妹の柔道を見て気持ちがより一層高まった。一緒に優勝できたのでとりあえず2人の目標は達成。2人で東京へ向けて成長できたら」と白い歯をのぞかせた。

 世界選手権代表に内定した一二三は、海外で約1カ月の武者修行合宿も計画中だ。東京五輪ではアベック金が目標。世界最強の兄妹になってみせる。

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