元旭鷲山、モンゴルの世論明かす「横綱がいじめられていると」
横綱日馬富士の暴行事件を受けて、来日中の元小結・旭鷲山のダバー・バトバヤル氏が23日、読売テレビ、日本テレビ系の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、事件についてのモンゴルの世論を明かした。
旭鷲山は92年春初土俵で、初のモンゴル出身力士の1人。モンゴルでは「日本で頑張っている横綱がいじめられているという感じになっちゃっている」と報告。「(日馬富士が)あまりに強いから、頑張っているから日本相撲協会がクビにすると勘違いした情報が入っているから、それに僕は怒っている」とモンゴル国内の世論が事実と異なる方向へ向かっていることを憂えた。
「協会のせいじゃないから。協会のおかげで今、僕ら頑張っているんだからと」と、相撲協会が悪意で処分を科そうとしているわけではないことを強調した上で、「ルールってあるから。相撲協会のきまりがあるから、それを守れない場合はしょうがない」とした。
今回の来日理由は、自身の仕事に加えて、「日馬富士や、あるいは貴ノ岩に個人的に会って、実際、本人から話を聞いて、正しい情報をモンゴルに持って帰ろう」という思いがあったが、出演時点では果たせていないとした。「土曜日に九州に行くんですよね。できればその時に九州で会えればいいなと思っています」と語った。