再入幕の39歳安美錦が勝ち越しに王手 碧山を押し出して7勝目
「大相撲九州場所・10日目」(21日、福岡国際センター)
昭和以降最高齢の39歳で再入幕した前頭十三枚目の安美錦(伊勢ケ浜)が同十一枚目の碧山(春日野)を押し出して7勝目(3敗)を挙げた。立ち合い、鋭く踏み込むと頭を付け、相手の引きに乗じて一気に出て決めた。
「当たって相撲を始めた方が体が動く、圧力をかけて相撲を取れば何とかなる。しばらく勝っていない相手だけど、気にせず、怖がらず当たって行こうと。はたかれてもいいくらいの気持ちで突いていって良かった」と、会心の内容だった。
勝ち越しに王手をかけた白星で来場所の幕内もほぼ当確。「これで落ちることはないかな。ちょっとしたあれだけど、自信を持っていける。そういうのは常に頭にあるから」と、うなずいた。