宇野昌磨【採点詳細】4回転はループ成功も…後半2本でミス、3連続でも転倒

男子フリー 演技する宇野昌磨=グルノーブル(共同)
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 「フィギュアスケート・フランス杯」(18日、グルノーブル)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の宇野昌磨(19)=トヨタ自動車=は、2度の転倒がありながらもフリー1位の179・40点、合計273・32点で2位に入り、地元・名古屋で開催されるGPファイナル(12月7日開幕)進出を決めた。優勝はSP首位のハビエル・フェルナンデス(26=スペイン)で合計283・71点だった。

 以下、採点の詳細。略号はLoがループ、Aはアクセル、Lzがルッツ、Fがフリップ、Tがトーループ。略号の前の数字が回転数。<は軽度の回転不足。FCSpはフライングキャメルスピン、FCCOSpはフライング足換えコンビネーションスピン、CCCOスピンは足換えコンビネーションスピン、StSqはステップシークエンスで、それぞれの後ろの数字はレベル。ChSqはコレオグラフィックシークエンスでレベル差はない。各演技構成後の()内の数字は出来栄え点。

 1)4Lo       13・86(1・86)

 2)3A        11・07(2・57)

 3)3Lz        5・30(-0・70)

 4)FCSp4      4・20(1・00)

 5)FCCOSp4    4・50(1・00)

 6)StSq3      4・30(1・00)

===以降はジャンプの基礎点1・1倍===

 7)4F<        5・69(-3・77)

 8)4T<        4・80(-4・00)

 9)4T         8・07(0・14)

10)3A-1Lo-3F 12・73(-3・00)

11)3S-2T      7・17(0・90)

12)ChSq1      3・80(1・80)

13)CCOSp4     4・71(1・21)

※4Tと3連続ジャンプで転倒。転倒2回で2点減点

【技術点】90・20点

【構成点】91・20点【FS】179・40点

【SP】 93・92点【合計】273・32点

 まずは演技冒頭の4回転ループを成功させ、出来栄え点でも加点を得た。3Aも加点を得たが、3回転ルッツは減点となった。

 2種類のスピン、ステップを経て後半に入ると、4回転フリップは軽度の回転不足で4回転トーループは転倒も重なり、この2本の4回転で得点を大きく落とした。得点源の3連続ジャンプでも転倒し、ベストの演技を披露できなかった。

 第2戦のスケートカナダ(10月、レジャイナ)で優勝していた宇野は帰国後、インフルエンザにかかって4日間寝込むなど、思うような練習が積めていなかった。

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