貴ノ岩の休場に疑問…診断書作成医師が見解示す「問題がないという認識」

 横綱日馬富士(伊勢ケ浜)の暴行事件で揺れる日本相撲協会の危機管理委員会は17日、13日に平幕貴ノ岩(貴乃花)から提出された診断書を作成した医師に診断根拠などを確認したことを発表。医師によると、退院した9日の時点で相撲を取ることに支障がないと判断していたことが明らかになった。

 危機管理委員会が発表した報告書によると、診断書の頭蓋底骨折と髄液漏れは、双方とも「疑い」であることを強調。今回の傷害との因果関係も分からないとしている。加えて「全治2週間というのは、事象が発生した10月26日から11月8日までの2週間という意味であり、11月9日の時点では状態が安定しており、相撲を取ることを含め仕事に支障がないと判断したので、退院とした。貴ノ岩の症状に現状は問題がないという認識である」と、初日から休場した貴ノ岩に疑問を呈している。

 また、「当院としても、重傷であるように報道されていることに驚いている」と結んだ。

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