小平が完勝V 五輪連覇中の最強ライバル撃破 

 「スピードスケート・W杯」(11日、ヘーレンフェイン)

 女子500メートルは小平奈緒(31)=相沢病院=が37秒33で優勝した。W杯のこの種目は昨季から出場10レース全勝で、通算11勝目。国内外では18レース連続の1位となる。郷亜里砂(イヨテツク)が37秒88の3位で初の表彰台に立った。女子マススタートは佐藤綾乃(20)=高崎健康福祉大=が制した。W杯の個人種目で初優勝。高木菜那(日本電産サンキョー)は13位だった。

 ライバルとの直接対決を制し、珍しく満足げな表情を浮かべた。小平は女子500メートルで五輪2連覇中の李相花を抑え、W杯では昨季から10レース連続優勝。いつも以上に気合の入る状況で「しっかりと自分の滑りに集中できた」とうなずいた。

 約2時間前に1500メートルを滑った上に、好まない内側のレーンからの滑走。それでも最初の100メートルを10秒33で駆け抜け、スタートの得意な李相花の機先を制す。「先行できたので、落ち着いて滑れた」とその後は力み無く加速し、危なげなく逃げ切った。

 条件がいいとはいえない中のレースで、結城コーチからは「今日勝つことができれば強いぞ」とハッパを掛けられていたという。五輪女王に0秒20差をつける完勝を「いつも通りできた」とさらりと評価した。

 親友でもある李相花に「ずっと上にいた存在。今こうして競い合えていることはすごく幸せなことで、自分のエネルギーになる」と素直な思いを口にした。レース後はお互いに健闘をたたえる場面もあり、頂上決戦を堪能した様子だった。

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