真凜「爆笑」6位発進 真剣な顔にコーチ“ダメ出し”
「フィギュアスケート・中国杯」(3日、北京)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、16年世界ジュニア女王の本田真凜(16)=関大高=は、66・90点をマークし、首位と3・75点差の6位発進となった。ジャンプやスピンでミスを連発し、顔面蒼白(そうはく)だったスケートカナダからは一転。浜田コーチの一言で「爆笑」し、上々の演技ができたと明かした。
演技の直前、真剣な表情で集中する真凜に浜田コーチがまさかの“ダメ出し”をした。「真剣な顔は似合わない。ヘラヘラ、いつも通り楽しみなさい」。不意を突かれた真凜は「爆笑しちゃって。楽しく滑れました」とにっこり笑顔で振り返った。
連続ジャンプで回転不足の判定を受けたが、その他は大きなミスなく演技。前戦はレベルを落としたスピンやステップも「1つ1つ大切に滑れた」と、最高評価のレベル4を獲得し「1番の収穫はスピンとステップでレベルが取れたこと」とうなずいた。
首位は70・65点のデールマン(カナダ)。樋口新葉(東京・日本橋女学館高)が70・53点の2位、三原舞依(シスメックス)が66・90点で7位発進した。