川内優輝 福岡で大迫&神野との初対決にもプライド「相手は世界」

 男子マラソンの“最強市民ランナー”の川内優輝(30)=埼玉県庁=が1日、ニース・カンヌマラソンに出場するため、羽田空港から出発した。

 先日、東京五輪代表の選考の一部となっているマラソングランドチャンピオン(MGS)シリーズの1つ、福岡国際マラソン(12月3日)に招待選手として出場することが発表された。自身は今夏のロンドン世界選手権(9位)で日本代表から引退して以降、初めてのトップレベルの大会。「自分も色々無駄なものとれたので」とすっきりした笑みを浮かべつつ「海外勢も強い選手が揃っているので、楽しいレースになるかなと思う」と、自信をみせた。

 初マラソンだった4月のボストンマラソンで日本人30年ぶりの表彰台となる3位となった大迫傑(ナイキ・オレゴンプロジェクト)、初マラソンで日本記録を目標に掲げる“3代目山の神”神野大地(コニカミノルタ)ら若手の有望選手と初対決になるが、「日本人トップを狙うとかはないですね。今回は相手が世界なので。日本人トップになったからって関係ないですので」と、プライドをチラリ。「しっかりとあのメンバーの中で勝負したいですし、自己ベスト(2時間8分14秒)も更新したい」と、あくまで世界との戦いに照準を置いた。

 神野が70キロ走などをこなしていることを聞いても「でも、うちの弟の方が厳しい練習をしてる。神野くんの記事を見て、うちの弟は『俺がやってる練習よりも楽な練習しかやってないじゃないか』って言ってました。そういうのを聞くと、別にいいかなと」と、“最強市民ランナー”の視点は厳しかった。

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