兄・一二三超え!阿部詩が世界ジュニア初V

 「柔道・世界ジュニア選手権」(19日、クロアチア・ザグレブ)

 世界王者の阿部一二三を兄に持つ17歳の阿部詩(兵庫・夙川学院高)が、女子52キロ級で初優勝した。

 シニアの国際大会でも優勝経験のある阿部は、金メダルが確実視される中で世代最強を証明した。2回戦から準決勝までを寝技や内股で一本勝ちすると、日本人対決となった決勝も技有りを奪って優勢勝ち。14年大会では、当時高校2年だった兄・一二三が決勝で敗れて準優勝に終わっているだけに“兄超え”も果たした。

 来年の日本代表1次選考会を兼ねる講道館杯(11月、千葉)に向けて弾みをつけた。同階級には、今夏の世界選手権金メダルの志々目愛(了徳寺学園職)、銀メダルの角田夏実(了徳寺学園職)がいるだけに、「優勝して『阿部もいるんだぞ』というところを示したい」と話していた。

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