世界選手権女王・奥原希望が快勝発進 次戦は宿敵と激突!風を味方に攻略だ

 「バドミントン・ジャパン・オープン」(20日、東京体育館)

 各種目の1回戦が行われ、女子シングルスで世界選手権女王の奥原希望(日本ユニシス)は張雁宜(香港)に2-0で勝った。第2シードの山口茜(再春館製薬所)は李張美(韓国)を2-1で退けた。女子ダブルスで世界選手権銀メダルの福島由紀、広田彩花組(再春館製薬所)がチョウ・メイクァン、リー・メンイェン組(マレーシア)を2-0で下し、リオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)とともに2回戦に進んだ。

 奥原が快勝発進した。世界女王として臨んだ日本での初戦は、試合時間40分のスピード勝利。「緊張したが、声援と一緒になり戦えた」と胸をなで下ろし、「まだ私らしい試合ではないが、いい時は1回戦から右肩上がりでよくなるので」と予告した。

 2年ぶりの頂点に向けて“世界選手権仕様”で戦う。2回戦の相手は世界選手権決勝で激闘を繰り広げたシンドゥ・プサルラ(インド)で、前週の韓国オープンでは決勝で敗れた。韓国では会場の風が強く、シャトルが速く飛ぶためパワーに押されたが、今回は風も弱いため、「(世界選手権の)スコットランドに似ている。長いラリーになりやすい」と奥原。持ち味の粘り強さで最大のヤマ場を攻略する。

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