本田真凜、シニアデビュー戦で示した“進化” 表現力で高評価並ぶ

 シニアデビュー戦で優勝を果たし、2位の長洲未来と抱き合う本田真凜=ソルトレークシティー(共同)
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 「フィギュアスケート・USインターナショナル」(16日、ソルトレークシティー)

 女子フリーが行われ、シニア初戦に臨んだSP首位の本田真凜(16)=関大高=は、フリーで131・52点、総得点198・42点をマーク。2位以下に約15点差を付ける圧勝で、シニアデビュー戦を見事に優勝で飾った。

 平昌五輪へ、上々のスタートを切ったといっていい。空気の薄い高地の条件に苦しみ、演技後は酸欠にも陥ったが、堂々とフリー「トゥーランドット」の荘厳な音楽を表現しきった。ジャンプも後半の3回転サルコーが2回転になった以外は、しっかりと決め続けた。

 フリー131・52点は、今年3月の世界ジュニアでの133・26点に次ぐセカンドベスト。特に“進化”を見せたのは、表現面だ。

 表現力を示す5項目の構成点では、パフォーマンスの8・25点を筆頭に、スケーティングスキル、曲の解釈など4つで8点台を並べた。世界ジュニアでは7点台中盤から後半だっただけに、大会が違うとはいえ、過酷な条件もあった初戦から、しっかりと昨年以上の評価を受けたのは大きい。

 「標高が高い中でいまできることはできたと思うけど、満足できるような演技じゃない」と話した真凜。さらなる飛躍を感じさせるシニアデビュー戦となった。

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