卓球女子の平野美宇（１７）＝エリートアカデミー＝が１３日、インドで行われるアジアカップ（１５日開幕）に出場するため、成田空港から出発した。

　来年１月の全日本選手権で、男子の張本智和（１４）＝エリートアカデミー＝と混合ダブルスでペアを結成することが決まり、「（張本は）年下だけどしっかりしている。同じチームだし卓球が少し似ているので、お互いに持ち味を出したい」と期待した。

　張本とは、昨年の世界ジュニア選手権で一度ペアを組んだ経験があり、その時は８強入りしている。平野は「張本君は試合になると練習の５倍強くなる」と、その“怪物ぶり”を説明。「周りからは『張本君はダブルスは下手』と聞いていたけど、やってみたらめっちゃ強いし、ダブルスもうまいし、年下なのに引っ張ってもらった」と明かした。

　張本と言えば「チョレイ」というかけ声がおなじみだが、「世界ジュニアの時は（声に）圧倒されて、自分も今までで一番声が出た」と平野。東京五輪で正式種目となる混合ダブルスで、金の卵同士の相乗効果に期待が高まる。