2020年東京五輪・パラリンピックで課題となる既存施設のバリアフリー対策で、柔道や空手の会場となる日本武道館(東京都千代田区)が大会組織委員会の指針に沿って車いす席を現在の24席から150席に増設する改修を行う計画であることが25日、関係者への取材で分かった。この日は東京パラ開幕までちょうど3年。
組織委の定めた「Tokyo2020アクセシビリティ(利用しやすさ)・ガイドライン」では、車いす席の比率は五輪会場で0・75%、パラ会場で1~1・2%としている。武道館の総座席数は立候補ファイルでは1万1千席で、改修により車いす席は1・36%となり基準に達する。