“チョレイ白書”をもう一度?27日に14歳の張本智和に男子監督期待「また驚くような成長を」

 卓球のワールドツアー・中国オープン(20~25日、成都)を終えた日本代表が26日、成田空港に帰国した。

 男子シングルスで元世界ランク1位のサムソノフ(ベラルーシ)らを破り4強入りした中学2年の張本智和(13)=エリートアカデミー=は帰国せず、同日、新規プロリーグ「アジア太平洋リーグ」に出場するため中国からマレーシアに移動。日本男子の倉嶋洋介監督(41)は張本について、「この1年間の彼の伸び率がこれだけあったと、あらためて実感した」と目を細めた。

 張本は1回戦でサムソノフを撃破すると、準々決勝は世界ランク9位の丹羽孝希(明大)に4-0でストレート勝ち。準決勝は、元1位で現5位のティモ・ボル(ドイツ)に1-4と敗れたが、第1ゲームをいきなり奪うなど互角の勝負を繰り広げた。

 倉嶋監督は「ボルにも、7割勝っててもおかしくなかったが、最後は経験の差が出た」と振り返りつつ、世界トップ選手と互角に戦った13歳について「(ボルは)サーブがうまいので若手は戦いにくいが、張本は今誰とでも戦える」と称賛。「世界ランク一桁の選手も相手が13歳だと思っていない。前から知っている選手は『こんなに強くなっているのか』と、みんな驚いていた」と周囲の声を明かした。

 「13歳の張本」として大躍進した1年を経て、27日には14歳になる。「これからの1年、またもう一度、驚くような成長を見せて欲しい」と倉嶋監督。「14歳の張本」としても驚異の成長曲線を描く“チョレイ白書”を再現する。

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