日本陸連は７日、２０年東京五輪に向けたマラソン強化ミーティングを行い、強化戦略プロジェクトの瀬古利彦リーダー（６０）と、箱根駅伝３連覇に導いた青学大の原晋監督（５０）が顔をそろえた。

　歯に衣（きぬ）着せぬ発言で、ともに陸上界に波紋を呼ぶ２人。この日も瀬古リーダーが箱根駅伝について「箱根は一地方大会。なのにちょっと頑張れば、大したことない選手でも報道される。勘違いしている」と舌鋒（ぜっぽう）鋭く話せば、原監督も「今の陸上界は横のつながりがなくて、（強化に）一貫性がない。ご都合主義」と現状をバッサリ切り捨てた。イベント後には原監督が「瀬古さんを男にしたい」、瀬古リーダーも「応援してもらう。発信力のある男だから」と共闘を宣言。日本マラソン界に過激なタッグが誕生した。