田知本遥、東京五輪へ視界良好 リオ決勝以来の復帰戦でVに貢献

 「柔道・全日本実業団体対抗」(4日、アルビス小杉総合体育センター)

 女子2部(3人制)は田知本姉妹らを擁するALSOKが決勝でJR九州Bを2-0で下して2年ぶり3度目の優勝。リオデジャネイロ五輪女子70キロ級で金メダル獲得して以来の公式戦だった田知本遥(26)は自身3勝1分けで優勝を支えた。男子1部(5人制)は日本中央競馬会が2年連続4度目の優勝を果たした。

 五輪女王に就いて以来10カ月ぶりの復帰戦。田知本遥は生まれ育った土地で飾ってみせた。全日本元女王の姉・愛と組んだ団体戦。寝技の一本勝ちで発進し、決勝のJR九州B・森山戦は開始22秒の大外刈りで一本。愛の大将戦を待たずにチームの連覇を決めた。

 「地元の富山だからこそ、出場を決めていた。ここで試合をするのは最初で最後」と遥。金メダル獲得後、燃え尽きたような感覚に襲われたが、リオ代表をあと一歩で逃した姉から「団体戦に出よう」と背中を押され、励まし合ってきた。

 2月には柔道関連NPO法人の派遣で、アフリカのボツワナで指導する機会も。「日本でできない経験ができた。新たなスタートを切れたのはそのおかげ」。今後について具体的には明かさなかったが、東京五輪への視界はクリアになったようだ。

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