柔道五輪代表 松本が勘違いを猛省

 リオデジャネイロ五輪代表に内定した、最重量級を除く男女6階級12人が4日、東京都文京区の講道館で記者会見を行った。3日の全日本体重別の準決勝で試合中「待て」が掛かったと勘違いし、力を緩めて寝技で一本負けした女子57キロ級の松本薫(28)=ベネシード=は、「待て」が観客席からのものだったことを明かし、反省した。

 試合直後は「審判の声が絶対じゃない。後ろにいる人(場外の副審2人)の判断になるのが今の審判のルール。選手は審判の声しか聞こえていない。審判もレフェリー(副審)にばかり頼らず、自分に目を向けてほしい」と怒りが収まらない様子だったが、この日は「審判の方に抗議して申し訳ありませんでした。自分の勘違いで観客席からの声だった。最後まで試合に集中してなかったということ」と反省しきり。「リオ五輪本番じゃなくてよかったと、いいように考えてます」と、前を向いた。

 代表選手では唯一、五輪連覇の期待が懸かる。「野獣ではなく、知性を持った野獣」と現在の自らの柔道スタイルを表現した松本だったが、思い出の五輪金メダルシーンを問われると「柔道はあまり見てなかったので、水泳の北村選手・・・あ~、北島さんです。『超気持ちいい』が印象に残ってます」と、本能のままのトークを繰り広げていた。

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