稀勢の里、連日の完敗で4敗目 手負いの左使えず…琴奨菊になすすべなし

 「大相撲夏場所・10日目」(23日、両国国技館)

 左上腕部などに負傷を抱える横綱稀勢の里は、関脇琴奨菊にがぶり寄られ4敗目。立ち合い左を差されると、なすすべなく土俵を割った。入門以来のライバルとの歴代最多64度目の対戦は、30勝34敗となった。

 支度部屋では立ち合いなどに関して質問されたが「うーん」とうなるのみ。残り5日間、11日目の関脇玉鷲戦の後、2大関、2横綱戦が待つ。3連覇どころか、勝ち越しすら危うくなってきた。

 弟弟子の高安の援護射撃の役目もあるが、患部に力が入らないのは明らか。八角理事長(元横綱北勝海)は「出る以上、けがは関係ない。横綱としてここからの一番一番が大事になる」と奮起を促す。出場か休場か、今後難しい判断を迫られる。

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