昨年４月に発覚した違法賭博問題で無期限大会出場停止処分を受けていたバドミントン男子の桃田賢斗（２２）＝ＮＴＴ東日本＝が、２７日開幕の日本ランキングサーキット大会（さいたま市記念総合体育館）で実戦復帰することが１５日、明らかになった。この日、日本協会による処分が解除された。

　約１年２カ月ぶりの復帰戦に向けて、桃田は所属先を通じ、「これまで皆さまにご心配とご迷惑をおかけしたことに対し、大変申し訳なく思っております。これからも、一層バドミントンに真摯（しんし）に取り組み、皆さまに応援される選手になれるよう日々精進してまいります」とコメントを発表した。

　現在日本ランキング１１位の桃田は、１２月に行われる全日本総合選手権に出場し、上位に入れば日本代表復帰への道が開ける。

　桃田は３月の会見で、２０２０年東京五輪への意欲をあらためて示していた。五輪に出場するためには、１９年５月から１年間の国際大会でのランキングポイントが必要になる。昨年４月に世界ランクから抹消されたため、ポイントの高いスーパーシリーズには出場できず、小さな大会に出場してゼロから稼がなくてはならない。