白鵬、稀勢の里に稽古打診も断られる 高安と8勝2敗「勢い感じた」

高安(左)を投げる白鵬=尾車部屋(撮影・棚橋慶太)
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 「大相撲夏場所」(14日初日、両国国技館)

 1年ぶり38度目の優勝を目指す横綱白鵬(32)=宮城野=が9日、尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に飛び入りで参加し、仕上がりの良さを見せ付けた。

 狙いは大関とりへ成長著しい関脇高安(27)=田子ノ浦=だった。三番稽古相手に指名し、いきなり寄り切られて相手の圧力を確認。その後はさすがの技術の違いを見せ付け、圧倒。左張り手を見舞うなど、真剣勝負さながらの稽古は8勝2敗で終えた。

 その後は関脇玉鷲(片男波)を相手に4勝1敗と圧倒し計12勝3敗。同一門の横綱稀勢の里(30)=田子ノ浦=には「どうする?」と取組を打診したが、断られた。しかし、V奪回へライバルになるであろう田子ノ浦部屋2強の稽古を目に焼き付け収穫はいっぱい。

 「高安は手合わせをして勢いを感じた。部屋の大関が横綱になり自分もと思うはずですから。立ち合いが以前と変わった」と、高安の成長を感じとっていた。

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