スポーツクライミング・野口2位 意地の全完登 悔しさ上回る充実感

 「スポーツクライミング・ボルダリングW杯・東京大会」(7日、エスフォルタアリーナ八王子)

 20年東京五輪での新種目決定後、初となる日本開催のW杯が行われ、女子は過去4度、W杯総合女王に輝いている野口啓代(あきよ、27)=茨城県連盟=が今季最高の2位に入った。昨季W杯総合2位の野中生萌(みほう、19)=東京都連盟=は3位。男子は世界王者の楢崎智亜(20)=栃木県連盟=が3戦連続の2位。渡部桂太(23)=三重県連盟=が3位となり、男女とも2人が表彰台に上った。

 頂点には立てなくても、野口には悔しさを上回る充実感があった。「すごく悔しいけど、自分のベストは尽くせた。大満足の2位ではないけど、大満足のクライミングができた」。すべての課題を力強くクリア。日本の第一人者として大役を果たし、心からの笑みを浮かべた。

 ハイライトは第3課題だ。各選手が難しい体勢からのスタートに苦しむ中、立て続けに5度失敗。しかし、残り20秒で何とか難関の序盤をクリアすると、一気に駆け上り、残り1秒でゴールのホールド(突起物)に両手を掛けた。

 この日のチケットは前売り段階で1600枚が完売。ほぼ満員の会場から大歓声を浴び「クライミングをやっててよかった」と喜びをかみしめた。

 3年後の東京五輪、きっとこの日を上回る歓声と興奮がクライミング会場を包み込む。「今日の何倍か分からないぐらい、たくさんの人が見にきてくれると思う。もちろん出るなら優勝を目指したい。自分のクライミングを磨いていけたら」。その日を夢見て、日本の女王は登り続ける。

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