カーリング・小笠原・阿部組 精彩欠いた…1次L黒星発進
「カーリング・世界選手権」(22日、レスタブリッジ)
来年の平昌五輪出場枠が懸かる大会が開幕し、女子の4人制で五輪3度出場の実績を持つ小笠原歩と、元女子五輪代表監督の阿部晋也が組んで臨む日本は1次リーグA組の初戦でラトビアに4-8で敗れた。1次リーグは39チームが5組に分かれて行われる。五輪出場7枠は昨年と今年の世界選手権で各12位まで付与されるポイントの合計で決定。昨年に別のペアが1次リーグ敗退で0点だった日本は、今大会で16強によるプレーオフに勝ち上がらなければ、五輪出場の可能性がなくなる。
ショット成功率が57%と精彩を欠いた小笠原は「自分たちが崩れるとこうなる」と肩を落とした。第3エンドで3点を奪い逆転したが、有利な後攻でショットが決まらず2度スチールを許し、第6エンドは阿部と小笠原のミスが続いて大量4点を献上。4人制では百戦錬磨の2人が、あっけなく自滅した。阿部は「(緊張)していたと言われたらそうなのでしょう」と平常心で臨めなかったことを認めた。