世界水泳・代表選出の坂井、SNSに「気をつける」 過去につぶやきで“炎上”
7月の世界水泳選手権(ハンガリー・ブダペスト)へ派遣される日本代表選手が17日、東京・ナショナルトレーニングセンター(NTC)で発表された。リオデジャネイロ五輪の男子200メートルバタフライで銀メダルを獲得し、今回代表入りした坂井聖人(早大)は「SNSでのつぶやきには気をつけます」と“公人”としての自覚を示していた。
坂井によると、五輪後の昨年9月に自身のツイッター上で記した言葉への批判や指摘があったことを振り返り、「僕がそういう立場にいるという実感がなかった」と反省。具体的なつぶやきの内容については、「覚えてないけど、結構まずいことをツイートしたっぽい。1回ツイッターをやめてやろうかとも思った」とも語った。
五輪銀メダリストとして迎える世界選手権では、リオで坂井に次ぐ銅メダルを獲得した、開催国ハンガリーのタマーシュ・ケンデレシらが迎え撃つ。坂井は「ケンデレシ選手は自国開催で気合を入れてくると思う。僕が(松田)丈志さんにあこがれたように、ハンガリーでは(五輪メダリストの)チェ・ラースロー選手をあこがれて、しっかり練習を積んでくると思う」と気を引き締めた。
坂井はまた、タイム面での勝負ラインについて、「確実に(1分)52秒台は出してくると思う。日本新は確実に出さないと金メダルは絶対に無理。今回の世界水泳は今までにないぐらいレベルが上がりそうなので、(タイムへの)意識も持って頑張りたい」と話した。
主な代表選手は以下の通り。
◇男子バタフライ=坂井聖人(早大)、瀬戸大也(ANA)
◇女子自由形=池江璃花子(ルネサンス亀戸)、五十嵐千尋(日体大)
◇男子背泳ぎ=入江陵介(イトマン東進)、萩野公介(ブリヂストン)
◇男子個人メドレー=瀬戸大也(ANA)、萩野公介(ブリヂストン)
◇女子個人メドレー=大橋悠依(東洋大)、清水咲子(ミキハウス)、今井月(豊川高)
◇男子自由形=中村克、塩浦慎理(ともにイトマン東進)
◇男子平泳ぎ=小関也朱篤(ミキハウス)、渡辺一平(早大)
◇女子平泳ぎ=鈴木聡美、青木玲緒樹(ともにミキハウス)
◇女子バタフライ=池江璃花子(ルネサンス亀戸)、長谷川涼香、牧野紘子(ともに東京ドーム)