小笠原組初戦貫禄勝ち 再び平昌五輪出場権獲得へ「1投1投に集中する」

 「カーリング・日本混合ダブルス選手権」(1日、アドヴィックス常呂カーリングホール)

2018年平昌冬季五輪出場権を争う4月の世界選手権(カナダ)代表選考会を兼ねて行われ、1次リーグB組では4人制で五輪3度出場の小笠原歩と元五輪日本代表監督の阿部晋也が組む、日本カーリング協会推薦のチーム阿部が北海道大を11-6で破って初戦を飾った。大会は8チームずつ2組に分かれて総当たりの1次リーグが実施され、各組上位2チームが準決勝に進出。優勝ペアが世界選手権代表となる。

 北海道銀行として日本選手権で優勝できず、平昌五輪出場を逃して約1カ月。五輪への道に再び挑む小笠原は初戦に逆転勝ちして貫禄を示し「大量点を取り返すことができる種目。後半のチャンスでいいショットがつながった」と頬を緩めた。

 小笠原が2006年トリノ五輪に出場した際の監督で気心の知れた阿部でも、試合は初めての急造ペア。第4エンドを3-6で折り返す苦しい展開だったが、後半に反撃した。第5エンドに小笠原の好ショットで3点を挙げ、不利な先攻の第6エンドに2点。有利な位置にストーンを置くパワープレーを相手が用いた第7エンドに3得点して試合を決めた。

 「時間がなく、技術で何とかしないといけなかった」と小笠原。大舞台の要所でショットを決めてきたスキップの底力を発揮した。

 日本カーリング協会が平昌をにらんで特設した推薦枠での出場。38歳の第一人者は「期待されているのは分かっているが、平昌とかそういう気持ちは全くない。一投一投に集中すること」と平常心を誓った。

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