アイホ娘“格”の差見せつけた!スマイル満点5戦全勝で初の金メダル
「冬季アジア大会・アイスホッケー女子」(25日、寒月体育館)
アイスホッケー女子の日本「スマイルジャパン」が中国に6-1で快勝し、5戦全勝で初の金メダルを獲得した。
アジアを相手に、最後まで格の違いを見せつけた。五輪出場を決めた勢いそのままに、スマイルジャパンが大会初優勝。「五輪に出るチームが、ここで負けられない。ホッとした」とFW大沢主将。金色に輝くメダルを胸に、最高の笑顔を咲かせた。
第1ピリオドで、試合を決定づけた。“氷上のスナイパー”FW久保の先制点を皮切りに、計5得点のゴールラッシュ。第2ピリオドに2分間の一時退場者を出し、大会初失点を喫したが、第3ピリオドは再び勢いを取り戻し、久保のゴールで追加点を奪った。
全5試合で98得点、1失点。GK藤本那は「無失点が目標だったので悔しい」と苦笑いしたが、圧倒的な力を示した。
五輪切符獲得から、中5日で臨んだ今大会。五輪で対戦するのは開催国の韓国だけで、全チームが格下だった。肉体的にも、モチベーションの維持にも難しい状況だったが、山中監督は「(状態は)ピークではなかったが、どんな相手でもしっかりやってくれた。勝ち癖がついている」と、選手たちを称賛した。
4月には世界選手権のディヴィジョン1(2部相当)が控えており、トップディヴィジョン(1部相当)への昇格を狙う。最終目標は1年後の五輪での表彰台。夢をかなえるその日まで、アイホ娘たちの戦いは続く。