白鵬に内弟子 中村が宮城野部屋に入門、世界選手権85キロ未満で2連覇

白鵬(右)の内弟子として宮城野部屋への入門会見を行った中村
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 大相撲の横綱白鵬(31)=宮城野=の内弟子として石川・金沢学院大4年の中村友哉(22)が同部屋に入門し、21日、宮城野親方(元前頭竹葉山)、白鵬とともに都内で発表会見した。春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)で初土俵を踏む。

 167センチ、95キロの小兵ながら、大学2、3年の世界相撲選手権では85キロ未満で2連覇。スピードあふれる攻めで得意は「左に入ってかた下手投げ」と言う。兄弟子には小兵で業師の幕内石浦がおり、目標の存在だ。

 進路に悩んでいた昨夏、部屋関係者に誘われ気持ちはプロに傾いた。今年1月の初場所前に白鵬と初対面し、入門を決めた。「去年の夏から、(プロで)やってみたいと少しずつ思ってきた。世界で一番強い横綱に付いていけば間違いない」と、力を込めた。

 内弟子とは引退後、自身の部屋を持った際の弟子として、現役中に所属部屋に入門させる力士。白鵬にとって中村は十両・山口、幕内・石浦に次ぐ3人目。「石浦と同じような体形で大きい人にも負けないスピードがある。私は2年半ちょっとで関取になった。それを上回る2年で関取になってほしい。元気に稽古を付けてあげたい」と、語った。

 中村は「この体だから取れる相撲がある。いろいろと教わり、土俵を盛り上げる相撲を取りたい。まずは関取になるのが一番」と、闘志をみなぎらせた。

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