進退未定の金藤理絵“自分探しの”異例合宿に出発「自分の中で何が生まれるか」

 リオデジャネイロ五輪競泳女子200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵(28)=Jaked=が20日、羽田空港から米フラッグスタッフ合宿に出発した。

 進退が未定のままで、超異例の高地合宿を敢行するが「昨年までと違ってピリピリ感はない」と穏やかな表情。「一番の目的は(合宿を通して)自分の中で何が生まれるか。自分と向き合って、それを見つけないといけない」。“自分探し”の過酷合宿を経て、帰国後の3月下旬に日本選手権(4月、名古屋)に出場するかどうかを決断する。

 指導する加藤健志コーチ(51)は、進退はあくまで本人の意思次第としつつも「(7月の世界選手権まで)4カ月あれば戦える状態にできる」と太鼓判。「他の学生とも同じメニューをやるので、この米合宿から真剣勝負がはじまる」とファイティングポーズを崩さなかった。

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