ネーサン、再び事件です。17歳チェンが5本の4回転着氷で逃げ切り

 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(19日、韓国・江陵)

 男子フリーが行われ、SP首位の17歳、ネーサン・チェン(米国)が4種類5度の4回転ジャンプを着氷させ、フリー2位ながらSPとの合計でISU公認大会では自身初の300点超えとなる307・46点をマーク。羽生の猛追を退け、プレ五輪を制した。

 全米選手権のフリーで史上初の4種類5本の4回転ジャンプを決めたチェンが、再び世界を驚かせた。今大会は当初4本の予定だったが、直前の羽生の演技に刺激されてか、5本に挑戦。冒頭の4回転ルッツ-3回転トーループを決めると、一気に波に乗り、トーループ1つを除く4本で出来栄え点で加点を引き出す圧巻の内容で、逃げ切った。

 昨年12月のGPファイナルでは羽生に次ぐ2位。全米選手権では参考記録ながら、合計318・47点をマークした。国際大会の今大会でも再び300点超え。驚異的な進化のスピードは、ソチ五輪前の羽生を彷彿とさせる。

 全米選手権で5本の4回転を決めた時、そしてSPで首位発進した時と、ツイッター上では日本のフィギュアファンから、かつてのドラマ「HOTEL」の高嶋政伸の定番の台詞に掛けて、「ネーサン、事件です」と驚きの声が上がったが、この日も事件を巻き起こした。

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