羽生、逆転優勝だ!フリーを前に猛特訓「ベストを出すために」

 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(18日、江陵)

 19日に行われる男子フリーを前に、SP3位の羽生結弦(22)=ANA、同2位の宇野昌磨(19)=中京大=らが練習リンクで調整。逆転優勝へ向け入念にジャンプを確認した。

 王者の意地と挑戦者の高揚感とが入り交じった練習リンク。難度の高い4回転をきっちり決め、SPトップに立った17歳のネーサン・チェン(米国)を、3位羽生は6・08点、2位宇野は2・84点差で追いかける。それぞれが武器の4回転ジャンプを入念に確認し、前日練習を終えた。

 羽生が繰り返したのは4回転サルコー。前日のSPでは2回転になったジャンプだ。曲かけ練習では予定されている2度とも2回転になり、トリプルアクセル(3回転半)を予定していた箇所でも急きょ“リベンジ”でサルコーに挑戦。しかしそれでも1回転になった。その後は感覚を体に覚えさせるように、何度も跳び続けた。

 「ハッキリ言って悔しいし、この位置にいるのはすごくふがいない」と悔しさをかみ殺していた羽生。4回転サルコーからの連続ジャンプは今季フリーでは一度も成功していないだけに、SP後「ジャンプが決まりきらなかった悔しさはすごくある」と話していた思いをぶつける。

 一方2位発進の宇野は、公式戦初挑戦を予定している4回転ループを何度も確認。きれいな着氷はなかったが、SP後には「どの試合もそのときのベストを出すために練習している」と挑戦に前向きな姿勢を貫いてきた。狙うは逆転優勝のみ。4回転の出来が勝敗を大きく左右する。

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