アイホ娘 五輪出場権獲得に浮かれることなく圧勝発進

 「アイスホッケー・札幌冬季アジア大会、日本6-0カザフスタン」(18日、月寒体育館)

 19日午後に札幌ドームで開会式が行われ、熱戦の幕が開ける。18日は開幕に先駆けて一部の競技が始まり、アイスホッケー女子の日本は6-0でカザフスタンに快勝。カーリングは女子の日本が17-1でカタールに勝ち、白星発進した。大会組織委員会によると、大会史上最多となる32カ国・地域から約2000人の選手・役員が参加する見通し。

 五輪出場決定の歓喜に沸いてから6日。アイスホッケー女子の「スマイルジャパン」は余韻に浸ることなく、カザフスタンに58本のシュートを浴びせた。守ってもシュートを3本に抑える完勝に、山中監督は「もう少し点を取りたかったが、やりたいことはほぼできた」と好感触を得た。

 試合前夜、選手はミーティングで今大会の目標を「全勝、無失点」に決めた。ただ優勝するだけでなく、さらに高いレベルを求める。立ち上がりから素早いパス回しとスピードで相手を置き去りに。着実にゴールを重ね、数的不利の局面でも大沢が米山との速攻で加点。力の差は歴然としていた。

 5大会連続で銀メダルの日本だが、現在はアジアでは頭一つ抜き出た存在だ。「金メダルを取って五輪に弾みをつけたい」と大沢主将。格下との対戦が続く今大会はFWの組み合わせを変えるなど、1年後の五輪本番をにらんだ試行錯誤の場でもある。

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