三原舞依が今季世界8位の得点で逆転V 世界選手権、五輪3枠取りへ光

 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(18日、韓国・江陵)

 女子フリーが行われ、SP4位の三原舞依(17)=神戸ポートアイランドク=はフリーでもほぼノーミスの会心の演技で自己ベストの134・34点をマーク。合計でも自身初、日本女子では、浅田真央、安藤美姫、宮原知子に次ぐ4人目の200点超えとなる200・85点をマークし、逆転優勝した。

 三原の大台での優勝は、3月の世界選手権(ヘルシンキ)で18年平昌五輪の出場枠3の確保を狙う日本女子にとって、光となりそうだ。昨年のGPファイナルで2位に入るなど絶対的なエースの宮原知子(関大)の左股関節骨折で全治4週間が判明し、今大会と来週のアジア大会を欠場。世界選手権までの調整に狂いが出る中、3枠取りに暗雲が漂っていた。

 ただ、三原の今回の得点は今季世界8位。世界選手権には今大会は出場していない世界女王のメドベージェワを含めたロシア勢3人や、欧州選手権で復活をみせたソチ五輪銅メダリストのコストナーも加わる。宮原の回復状況が鍵を握ることに変わりはないが、三原が今大会同様、またこれ以上の演技ができれば、可能性は広がってくる。

 ◆どうなる18年平昌五輪出場枠

 男女シングルは、3月世界選手権(ヘルシンキ)で出場する3人のうち上位2選手の合計順位が13以内なら、最大の3枠を獲得できる。合計が14~28以内で2枠。

 これまでも五輪と翌年の世界選手権の出場枠は、前年の世界選手権の成績で決まり、日本女子は五輪では06年トリノ五輪から3大会連続で3枠を勝ち取ってきた。また、世界選手権も03年大会から15大会連続で3枠を確保し続けてきた。村主章枝や荒川静香、安藤美姫、浅田真央らが繋いできた伝統を守りきれるか、注目が集まる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス