【ジュネーブ共同】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は10日、2012年ロンドン五輪の陸上女子800メートルで金メダルを獲得したマリヤ・サビノワ(ロシア)にドーピング違反があったため4年間の資格停止処分を科すと発表した。10~13年の約3年間にわたって禁止薬物の使用があったと断定。当該期間の記録を抹消し、五輪や11年世界選手権での「金」を含むメダルを剥奪する。
31歳のサビノワは血液データを蓄積して変化を調べる「生体パスポート」で異常値を示した。ロシアの組織的なドーピングを内部告発したユーリア・ステパノワ(ロシア)と同じコーチの指導を受けていた。