高木美8位も自己ベスト 最低限の順位にも手応え「感覚戻ってきた」
「スピードスケート・世界距離別選手権」(9日、江陵)
来年の平昌冬季五輪のテスト大会を兼ねて開幕し、女子3000メートルで高木美帆(日体大)は4分4秒50で8位だった。初出場の佐藤綾乃(高崎健康福祉大)は15位だった。男子5000メートルの土屋良輔(専大)は6分25秒95で15位、ウィリアムソン師円(日本電産サンキョー)は6分27秒29で16位に終わった。
高木美は8位にとどまったが、4分4秒50は高地のリンクを含めても自己ベスト。主戦場でない種目で最低限の順位に食い込み「次につながる手応えはある」と前向きに語った。今季前半は好調だったが、1月に体調を崩した。関係者によるとインフルエンザの疑いもあったが、公言せずにレースをこなしてきた。メインターゲットの1500メートルや団体追い抜きに向け「氷に乗る感覚は戻ってきた」と表情を引き締めた。