元小結時天空の間垣親方通夜 鶴竜「教えてもらったから、自分が成長できた。早すぎる」

現役時代の写真が飾られた祭壇(撮影・園田高夫)
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 悪性リンパ腫のため1月31日に37歳で死去した大相撲元小結時天空の間垣親方(本名・時天空慶晃=ときてんくう・よしあき、モンゴル名・アルタンガダシーン・フチットバータル)の通夜が6日、東京都墨田区の回向院念仏堂でしめやかに営まれ、角界関係者ら約500人が参列した。

 時津風一門はもちろん、一門外からも親方、関取衆が次々と斎場を訪れた。遺影には現役時代のたくましいまわし姿。柔道経験から得意とした「二枚蹴り」などの足技で土俵を沸かせた業師に、最後の別れを告げた。

 大島親方(元関脇旭天鵬)は「年齢も近いし、受け入れられない」と悲痛。昨年秋場所では親方デビューした故人にいろいろ相談されてた。「親方の仕事にワクワクしていた。治ってるものと思っていただけに、まさかでした」。

 同じようにモンゴルから来日し、苦労して番付を上がった。「モンゴルでは悲しんでいる声は多い。たくさんの人に愛されている。本当に残念」と、惜しんだ。

 横綱日馬富士(伊勢ケ浜)は「彼もやりたいことがいっぱいあった。やり遂げられなかったことを同じ家族の下で生まれ変わってやり遂げて欲しい。そう祈りました」と話した。横綱鶴竜(井筒)は「自分の方が先に相撲界に入ったけど、(時天空関が)先輩で教えてもらったから、自分が成長できた。早すぎる」と無念の思いを口にした。

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