元小結時天空・間垣親方死去 早すぎる37歳、「悪性リンパ腫」に勝てず

元小結時天空の間垣親方
3枚

 大相撲の元小結時天空の間垣親方(本名・時天空慶晃=ときてんくう・よしあき、モンゴル名・アルタンガダシーン・フチットバータル)が31日午前1時12分、悪性リンパ腫のため都内の病院で死去した。37歳だった。現役時代は「二枚蹴り」など足技を得意とした個性派。昨年初場所に病気を公表してから一年、早すぎる死となった。

 闘病もかなわず、元小結時天空が帰らぬ人となった。時津風親方(元幕内時津海)によれば30日に都内の自宅で療養中、容体が急変。「呼吸が苦しくなった」と家族に訴え、都内の病院に搬送された。

 親方、入門時の師匠である先々代の時津風親方(元大関豊山)の内田勝男氏、部屋の全力士が病院に駆け付けた。31日未明、最期はモンゴルから駆け付けた両親、妹ら家族にみとられながら、息を引き取った。亡骸(なきがら)は午前3時に同部屋に移送された。故人を前に家族が泣き崩れる中、弔問客が次々と別れに訪れた。

 00年にスポーツ交流留学生として東農大に入学した。在学中に時津風部屋に入門し、02年名古屋場所で初土俵を踏んだ。04年名古屋で、初土俵から12場所の史上最速タイ(当時)で新入幕を果たし、最高位の東小結まで昇進した。

 柔道経験を生かした「足技」を武器に土俵を沸かせた。相手の両足をはらって倒す「二枚蹴り」は代名詞。すそ払い、内掛け、外掛けなど多彩だった。

 昨年初場所前に悪性リンパ腫を公表。土俵への復帰を目指して治療に専念したが、8月に引退。年寄り「間垣」を襲名し、時津風部屋付きの親方となった。

 昨年8月の引退会見では「悔いはある」と涙ながらに吐露。「同じ病気で苦しんでいる人に、希望と勇気を与えてあげないと、という気持ちが強かった。悔しさを今後の人生にぶつけて、経験を生かしたい」と前を向いていた。後進を育成する希望も病魔が断った。

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