平泳ぎ世界新の渡辺一平 早大生は辛い、喜ぶ暇なくテスト勉強

日本水連の表彰式に出席した(左から)萩野公介、渡辺一平、池江璃花子、金藤理絵
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 日本水泳連盟は30日、都内で2016年度の優秀選手表彰式を行った。29日に競泳の東京都選手権男子200メートル平泳ぎで世界新記録を樹立した渡辺一平(19)=早大=も出席。快挙から一夜明け、「まだ実感は湧かない」と目をパチパチと瞬かせた。

 この日は大学で3限がテストだったため、自身のニュース報道を見ることなく、前日の夜12時には就寝。朝起きても余韻に浸る暇はなく、「やべー、勉強しないと…と思った」と苦笑い。「(資料の)持ち込みが可能だったので何とかなった」と、世界記録保持者とは思えない学生らしい一面を見せていた。

 ただ、周囲からはLINEのメッセージが200件、メールも100件届いた。祝福の嵐に「返すのが大変。高校時代の恩師からもお祝いの連絡が来てうれしかった」とうれしい悲鳴を上げた。

 今年の目標は「常勝」。4月の日本選手権(名古屋)、7月の世界選手権(ブダペスト)に向けて、「もう一度世界新記録を出して優勝したい。ぶっちぎれるようにしたい」と決意を新たにした。

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