リオ金・金藤、去就は「ハーフハーフハーフハーフ」

日本水連の2016年度最優秀選手に選ばれ、あいさつするリオ五輪男子400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介(左)と同五輪女子200メートル平泳ぎ優勝の金藤理絵=30日午後、東京都内のホテル
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 リオ五輪競泳女子200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵(28)=Jaked=が30日、都内で行われた日本水泳連盟の表彰式に出席した。最優秀選手に選出され、「胸を張って受賞してもいいと思える1年だった。水泳だけでなく、今後の人生が開けた」と振り返った。

 前日には、自身と同じ種目で男子の渡辺一平(早大)が世界新記録を樹立した。金藤は「自分のことは考えなかったけど、ニュースで見て、このすごさを誰かに伝えたいと思った」と興奮気味に明かし、「どうしても五輪のメダリストが目立つけど、東京でもすごいことが起こっているんだぞと伝えたい」と、競泳選手として訴えた。

 去就で揺れる乙女心は変わらない。報道陣から、フィギュアスケートの浅田真央(中京大)をほうふつさせる「ハーフハーフか?」と聞かれると、「ハーフハーフハーフハーフ(笑)」と“禅問答”で返した。

 2月には米フラッグスタッフで、進退を決断しない中では超異例となる高地合宿を敢行する。「(現役続行と引退が)1対9だったとしても、気持ちが変わるときは変わるので」。練習を続けながら、どちらかに完全に針が振れる“その瞬間”まで待つ姿勢を示した。

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