16歳・池江、稀勢の里に刺激「すごい」

 「競泳・東京都選手権」(29日、東京辰巳国際水泳場)

 リオデジャネイロ五輪7種目出場の池江璃花子(16)=ルネサンス亀戸=が、専門外の女子200メートル個人メドレーに挑戦し、2分9秒98の高校新記録で優勝した。同種目リオ五輪代表の今井月(愛知・豊川高)のお株を奪う完勝劇で、日本歴代3位の記録もマーク。「(今井は)同い年なので負けたくなかった。最後の自由形で競り勝ててうれしい」と笑った。

 ただ、あくまで専門の自由形とバタフライで世界を目指すだけに「個人メドレーは今のところ世界で戦う気持ちはない」と、世界選手権(7月、ブダペスト)代表選考会を兼ねた4月の日本選手権(名古屋)でのエントリーは否定的だった。

 19年ぶりの日本出身横綱に倣う。池江の地元・東京都江戸川区小岩では前日28日、大相撲の田子ノ浦部屋があることから稀勢の里の横綱昇進報告会が行われ、地元民ら4500人が祝福した。池江は「ニュースで小岩の名前が出てうれしかった。これからも応援したい」と親近感を覚え、「最近は外国人横綱が多かったので、日本人の横綱はすごいこと」と祝福した。

 自身が東京五輪で“横綱”=金メダルを目指す100メートルバタフライでは、日本勢のメダル獲得は72年ミュンヘン大会金メダルの青木まゆみのみで、100メートル自由形で表彰台に立った日本選手はいない。日本競泳界のホープは「そう(横綱のように)なれるように頑張りたい」と、屈強な外国選手に立ち向かう覚悟を新たにしていた。

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