横審 満場一致で賛成 守屋委員長「愛される横綱になって欲しい」

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)が23日、東京・両国国技館で開かれ、初場所で初優勝した大関稀勢の里(30)=田子ノ浦=を満場一致で横綱に推薦し、第72代横綱昇進が確定した。

 横審は11人中8人の委員が出席し、全員賛成した。守屋秀繁委員長(千葉大名誉教授)は「この後も活躍すると思う。十分にふさわしい」と評価。欠席した3人も賛成の意見を伝えていたという。

 日本相撲協会は横審の各委員に、現役3横綱に元横綱朝青龍と稀勢の里の昇進前6場所の成績を比較した資料を配布。朝青龍の72勝、日馬富士の68勝を抑え、74勝16敗の稀勢の里が勝利数トップだった。

 「(安定感が昇進の)決定的なところ」と守屋委員長。自身は今場所限りで任期を終え退任する。最後の花道を飾ってくれた稀勢の里へ「技量は十分ある。品格という面でももっと磨いて日本国民全員に愛される横綱になって欲しい」とエールを送った。

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